この記事のポイント
- 営業成果を継続的に伸ばす鍵は、テクニックの暗記ではなく思考のサイクルを回すことにある
- ①現状ヒアリング→②仮説→③検証→④振り返り→⑤次のサイクル、という5つのステップで構成される
- 一回で終わらせず、このサイクルを回し続けることで再現性のある成長につながる
営業の成果は、一度の商談やテクニックだけで決まるものではありません。Ordinova Worksが営業スキルコーチングで大切にしているのは、「仮説→確かめる→振り返る」という思考のサイクルを、地道に回し続けることです。この記事では、実際にどのようにこのサイクルを営業活動に落とし込むのか、具体的な流れで紹介します。
①現状ヒアリング:何が起きているかを言語化する
多くの営業パーソンは、「最近数字が伸びない」といった漠然とした感覚は持っていても、それを具体的な言葉にできていないことがあります。最初のステップは、普段の営業活動を振り返り、うまくいっている点・いっていない点を、できるだけ具体的な言葉にすることです。
②仮説を立てる:「なぜ」を自分の言葉にする
次に、その結果が起きている理由について、仮説を立てます。たとえば「新規のお客様への提案の成約率が低い」という現状があるなら、「初回訪問で信頼関係を作りきれていないのではないか」「提案の内容が、お客様の本当の課題とずれているのではないか」といった仮説を、複数挙げてみます。
③確かめる:実際の商談の場で検証する
仮説を立てたら、それを実際の商談や提案の中で確かめます。たとえば「提案内容がずれているのではないか」という仮説であれば、次回の商談で、提案の前にもう一段階丁寧にヒアリングをしてみる、といった形で検証します。
④振り返る:結果を、仮説と照らし合わせる
商談が終わったら、その結果を仮説と照らし合わせて振り返ります。ヒアリングを丁寧にしたことで反応が変わったか。変わったのであれば、仮説は一定程度正しかったと言えます。変わらなかったのであれば、別の仮説を検討する必要があります。
⑤次のサイクルへ:一回で終わらせない
このサイクルは、一度で完結するものではありません。振り返りから得られた気づきをもとに、次の仮説を立て、また確かめる。これを継続的に回し続けることで、思い込みに頼らない、確かめられた営業の型が、少しずつ自分の中に育っていきます。
なぜテクニックではなく、思考のサイクルなのか
営業のノウハウには、トークスクリプトやクロージングのテクニックなど、すぐに使える「型」がたくさんあります。それらは有効な場面もありますが、状況が変われば通用しなくなることも少なくありません。Ordinova Worksが大切にしているのは、特定の型を覚えることではなく、自分自身で「確かめながら型を更新し続けられる」思考力を育てることです。
まとめ
営業成果を継続的に伸ばすために必要なのは、特別な才能や一発逆転のテクニックではありません。現状を言語化し、仮説を立て、確かめ、振り返るというサイクルを、地道に回し続けることです。Ordinova Worksでは、このサイクルをコーチとともに回していく、個人向けの営業スキルコーチングを提供しています。
サイクルが止まりやすいのは、どの段階か
実際にこのサイクルを回そうとすると、多くの人が④の「振り返る」段階でつまずく。商談がうまくいかなかったとき、原因を丁寧に振り返るより先に、次の商談へと気持ちを切り替えてしまいがちだからだ。振り返りを飛ばすと、同じ仮説の誤りを繰り返すことになる。
Ordinova Worksのコーチングでは、この振り返りの段階に第三者の視点を入れることを重視している。一人で振り返るよりも、対話を通じて振り返ったほうが、自分では気づきにくい仮説のズレに気づきやすくなる。