教育とキャリアの市場が、なぜ分断されたままなのか MARKET / 市場 教育とキャリアの市場が、 なぜ分断されたままなのか

この記事のポイント

  • 「子どもの教育市場」と「大人のキャリア市場」は、業界としても事業者としても別物として扱われてきた
  • しかし「考える力を育てる」という中身で見ると、両者は連続している
  • Ordinovaが複数事業を横断で設計しているのは、この分断を前提にしないためである

教育市場とキャリア支援市場は、本来つながっているはずのテーマを扱いながら、実際にはほとんど別々の業界として発展してきました。なぜこの分断は続いているのでしょうか。

「子どもの教育」と「大人のキャリア」という区切り

教育市場は主に子どもを対象とし、キャリア支援市場は主に大人(就職を控えた学生や社会人)を対象としています。対象年齢が違うことで、事業者も、提供されるサービスも、自然と別々になってきました。学校教育から職業選択までの間には、明確な切れ目があるかのように扱われています。

しかし、育てる力の中身は連続している

子どもの頃に育つ「自分で考え、判断する力」と、大人になってから求められる「自分のキャリアを選ぶ力」は、本来同じ力の延長線上にあるはずです。Ordinovaが考えるThinking OS(予想する→理由を持つ→確かめる→理解する→比べる→判断する→ふりかえる)は、対象年齢を問わず機能する思考の骨格です。

にもかかわらず、市場としては分断されているために、子どもの頃に育てた考える力が、大人になってからのキャリア形成にどうつながっているのかを、実感しにくい構造になっていると私たちは見ています。

Ordinovaが、事業を横断する形にこだわる理由

Ordinovaが、児童教育(Kids)だけでなく、キャリア支援(Career)や営業支援(Works)といった事業を、同じ「Ordinova Core」という思考OSの上に構想しているのは、この分断をつなぎ直したいと考えているからです。子どもの頃に育てた思考力が、大人になっても同じ形で機能する。そのつながりを、事業を通じて見せていきたいと考えています。

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分断のコストは、本人が一番払っている

市場が分断されていることの一番の被害者は、実は企業でも学校でもなく、学ぶ本人である。ある人は、学生時代は「詰め込み型」の勉強で結果を出し、社会に出てから初めて「自分で仮説を立てて動く」ことを求められて戸惑う。逆に、社会人になってから思考力の重要性に気づき、「なぜ学生のうちにこれを教わらなかったのか」と感じる人も多い。

教育とキャリアが別々の市場として発達してきたことで、本来は一本の線であるはずの「考える力の育ち方」が、途中で一度リセットされてしまっている。Ordinovaが子ども向けの教育と大人向けのキャリア・営業支援の両方を事業として持つのは、この線を意識的につなぎ直すためである。

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