この記事のポイント
- 転職・独立が珍しくなくなり、営業スキルを「会社の資産」ではなく「自分の資産」として持ちたい人が増えている
- 「型」を教える研修と、「思考」を育てるコーチングでは、効果の持続期間が異なる
- 継続的な伴走への需要が、この市場を押し上げている
個人向けの営業研修・コーチング市場には、これまで主に法人向けだった営業教育が、個人単位のサービスとして切り出されていくという変化が起きています。
なぜ「個人向け」が求められるようになったのか
従来、営業教育の多くは企業が主体となって提供するものでした。新人研修、OJT、社内のロールプレイ。しかし、転職や独立が珍しくなくなった今、営業パーソン自身が、所属する企業に依存せず、自分の力として営業スキルを育てたいと考える場面が増えています。
会社が変わっても、業界が変わっても、自分の中に残る営業の思考力。それを個人として求める人が増えたことが、この市場が生まれた背景にあると私たちは見ています。
「型」を教える市場から、「思考」を育てる市場へ
営業研修市場には、トークスクリプトやクロージング手法など、すぐに使える「型」を教えるサービスが数多く存在します。これらは即効性がある一方、状況が変われば通用しなくなるという弱さも持っています。
Ordinova Worksが提供しているのは、特定の型ではなく、「仮説を立て、確かめ、振り返る」という思考のサイクルです。型は状況によって古くなりますが、思考のサイクルはどんな状況でも使い続けられます。この違いが、個人向け営業コーチング市場の中での位置づけになると考えています。
「型」で止まった人と、「思考」まで届いた人の違い
たとえば、クロージングのトークスクリプトを覚えた営業パーソンが二人いたとします。一人は、覚えた台詞をそのまま使い続け、相手の反応が想定と違うと言葉に詰まってしまいます。もう一人は、台詞の背景にある「なぜこの言い回しが効くのか」という理由まで理解しているため、相手の反応に応じて言葉を組み替えることができます。
この違いを生むのは、才能ではなく、型を「覚える」段階で終わるか、型の理由を「確かめる」段階まで進むかの差だと私たちは考えています。個人向けコーチング市場が伸びているのは、多くの営業パーソンが、この後者の段階に到達したいと感じ始めているからではないでしょうか。
継続的な伴走への需要
単発のセミナーや書籍で学べることには限界があります。実際の商談という「現場」で、仮説を確かめ、振り返るには、継続的な対話の相手が必要です。個人向け営業コーチング市場が広がっている背景には、こうした継続的な伴走への需要があると私たちは捉えています。
Ordinova Worksは、この継続的な伴走を、Ordinovaが大切にしている思考のOSに基づいて提供しています。