この記事のポイント
- 他人と比べること自体は、目標を見つけるきっかけにもなり得る
- SNSでの比較が苦しくなりやすいのは、相手の「良い部分」しか見えないからである
- 比較の基準を他者から自分自身の過去に戻すことで、比較は苦しみではなく成長の手がかりになる
SNSは、他人の生活や成果を、これまでにないほど身近に見せてくれるようになりました。その一方で、「他人と比べること」が、以前よりも避けにくくなったのも事実です。
比較そのものは、悪いことではない
Ordinova教育憲章の第二章にあるとおり、私たちは、他者と比べることを一律に否定してはいません。他者との競争が、時に子どもの力になることもあります。比較は、自分の立ち位置を知るための、有益な情報でもあります。
SNSの比較が難しいのは、断片しか見えないから
SNSで見える他人の姿は、多くの場合、良い部分だけが切り取られた断片です。それにもかかわらず、私たちはつい、自分の日常全体と、相手の「良いところだけ」を比べてしまいます。この非対称性が、SNS時代の比較を、以前よりも苦しいものにしていると私たちは考えています。
基準を、他者から自分に戻す
Ordinovaが大切にしているのは、「昨日のあなたと、今日のあなた」を基準にすることです。他者と比べることを完全にやめる必要はありませんが、それだけを唯一の基準にしてしまうと、SNSの断片的な情報に振り回されやすくなります。
他者比較を情報として使いながらも、最終的な判断基準は自分自身に置く。この姿勢を、子どものうちから育てておくことが、SNS時代を生きるための一つの備えになると私たちは考えています。
「昨日の自分」と比べる習慣をつくる
SNS上の比較が苦しいのは、相手の編集された一場面と、自分の見えている全体を比べてしまうからだ。この非対称に気づかないまま比較を続けると、自己評価はどうしても目減りしていく。
そこで有効なのが、比較の対象を「他人」から「昨日の自分」に切り替える習慣である。Ordinovaが日々の振り返りを重視しているのも同じ理由からで、小さな変化に自分で気づけるようになると、他者の断片的な情報に心を揺さぶられにくくなる。