偏差値だけでは測れない、子どもの成長とは EDUCATION / 教育 偏差値だけでは測れない、 子どもの成長とは

この記事のポイント

  • 偏差値は他者との相対的な位置を示す指標であり、それ自体は否定されるべきものではない
  • 一方で、偏差値には表れない「昨日の自分との比較」という成長の見方もある
  • 両方の基準を併せて見ることで、子どもの成長をより立体的に捉えられる

偏差値やテストの点数は、子どもの学力の一側面を測る、わかりやすい指標です。しかし、それだけで子どもの成長のすべてを語ることはできません。

偏差値が測っているもの、測っていないもの

偏差値は、同じ条件のテストにおける、他の受験者との相対的な位置を示します。これは、知識の定着度や、問題処理のスピードを測るうえでは有効な指標です。一方で、自分の考えを言葉にする力、粘り強く考え続ける力、異なる意見を理解しようとする姿勢といった要素は、偏差値という一つの数字にはほとんど反映されません。

「昨日の自分との比較」という、もう一つの基準

Ordinova教育憲章が大切にしているのは、他者との比較だけを基準にするのではなく、「昨日のあなたと、今日のあなた」を見ることです。偏差値では見えにくい、思考のプロセスの変化を捉えるために、Thinking Scoreという仕組みを用いています。

疑う力、理解力、根拠力、表現力、ふりかえり力。これらは、テストの点数には表れにくいものの、子どもがこれからの時代を生きるうえで欠かせない力だと私たちは考えています。

両方を見る、というバランス

偏差値を否定する必要はありません。それも大切な情報の一つです。私たちが目指しているのは、偏差値という「点数で測れる成長」と、Thinking Scoreという「点数だけでは測れない成長」を、両方見ながら子どもと向き合うことです。

「順位が変わらない」ことは、成長していないことではない

集団の中での相対的な位置である偏差値は、全体が同じように伸びていれば、本人が大きく成長していても数字上はほとんど変わらないことがある。この特性を知らずに数字だけを見ていると、子どもの努力が正しく評価されない場面が生まれてしまう。

Ordinova Kidsでは、相対評価としての偏差値と、個人内評価としてのThinking Scoreの変化を併せて確認することを大切にしている。数字が動かないときこそ、本人の中で何が変わったのかを丁寧に見る必要がある。

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