この記事のポイント
- 教育格差は一時点の差ではなく、時間の経過とともに積み重なっていく構造だと指摘されている
- 「機会の格差」に、民間企業としてどこで介入できるかを模索する必要がある
- Ordinovaは送客や囲い込みを目的とせず、機会提供そのものにこだわりたいと考えている
子どもの頃の教育格差は、進学や就職を経て、将来の経済格差につながっていく可能性があると、一般的に指摘されています。この連鎖を、私たちはどう捉えればよいのでしょうか。
教育格差が積み重なっていく構造
家庭の経済状況によって、受けられる教育サービスの選択肢に差が生まれると、学力や、自分の考えを言語化する力にも差が生まれやすくなります。その差は、進学の選択肢に影響し、進学の選択肢は、将来の就業機会や収入にも影響していきます。このように、教育格差は、一時点の問題ではなく、時間をかけて積み重なっていく構造を持っていると私たちは理解しています。
「機会の格差」に、どこで介入できるか
この連鎖を断ち切るには、できるだけ早い段階で、学ぶ機会そのものの格差に介入することが重要だと私たちは考えています。児童養護施設や、経済的な事情で学習機会が限られている家庭の子どもたちに、学ぶ機会を届けることは、単なる福祉的な支援ではなく、将来の経済格差そのものへの介入でもあります。
送客目的ではない、機会提供へのこだわり
Ordinova Impactという構想において、私たちが評価指標を送客数ではなく、機会提供数・学習継続・進学・生活の安定に置いているのは、この連鎖を断ち切ることそのものを目的にしたいと考えているからです。教育格差と経済格差の連鎖に向き合うことは、Ordinovaが掲げる「すべての子どもに、学ぶ機会を」という原点にも直結しています。
「小さな差」が積み重なる前に
教育格差は、ある日突然大きな差として現れるものではなく、日々の小さな差が積み重なった結果であることが多いと言われている。だからこそ、差が固定化する前の早い段階でどう関われるかが重要になる。
Ordinovaは、この課題に対する具体的な支援実績をまだ持っていない。それでも、Ordinova Kidsで培っている「考える力を育てる」知見を、将来的にどのような形で機会提供に生かせるか、構想段階として継続的に検討している。特定のサービスへの送客を目的とするのではなく、機会そのものを広げることにこだわりたいと考えている。