AIチューターは、子どもの学びをどう変えるか EDUCATION / 教育 AIチューターは、子どもの 学びをどう変えるか

この記事のポイント

  • AIチューターの役割は「教える」ことではなく、子どもの考えを「問い返す」ことにある
  • 人間の先生では時間的に難しい、一人ひとりの記述への向き合いを支える
  • AIは子どもを評価するためではなく、思考の過程を見取るために使われる

AIチューターという言葉から、多くの人は「AIが教えてくれる」姿を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、Ordinova Kidsが目指しているAIチューターの役割は、それとは少し違います。

「教える」のではなく、「問い返す」役割

Ordinova教育憲章の第五章にあるとおり、私たちはAIが子どもの代わりに考え、結論を決めることを目指していません。AIチューターの役割は、正解を教えることではなく、子どもが書いた記述を読み、問いを返すことです。

「なぜそう思ったの?」「別の考え方もできない?」。こうした問い返しを通じて、子ども自身が、自分の考えを確かめ、深めていくことを支えます。

一人ひとりの記述に、向き合い続けられる

これまで、一人ひとりの記述に丁寧に向き合い、問いを返し続けることは、人手だけでは限界がありました。AIチューターは、この「向き合い続ける」部分を支えることで、より多くの子どもたちに、記述と対話を通じた学びの機会を届けることを可能にします。

評価するのではなく、見取るために

AIチューターは、子どもの記述をThinking Scoreの軸に沿って見取りますが、これは子どもに点数をつけて序列化するためのものではありません。仮説力、根拠力、疑う力、理解力、表現力、ふりかえり力という軸で、子どもの考える力がどう伸びているかを、大人が把握しやすくするための仕組みです。

AIチューターは、子どもの学びを代行する存在ではなく、子どもと、それを見守る大人の両方を支える伴走者でありたいと私たちは考えています。

「正解を教える」役割を、あえて持たせない

AIチューターに正解をすぐ教える役割を持たせてしまうと、子どもは考える前に答えを求めるようになりかねない。Ordinovaが設計するAIチューターは、子どもの記述に対して「なぜそう思ったのか」「他の可能性はないか」を問い返すことに重きを置いている。

この問い返しの積み重ねによって、子どもは自分の思考の癖や、考えが浅くなりやすい部分に気づいていく。AIは答えを与える存在ではなく、考える機会を切らさないための伴走役として位置づけられている。

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