探究学習が目指すものと、実際の難しさ EDUCATION / 教育 探究学習が目指すものと、 実際の難しさ

この記事のポイント

  • 探究学習が目指すのは、正解を覚えることではなく、自分で問いを立てて調べる経験である
  • 実際の現場で一番難しいのは、子ども自身が「良い問い」を立てることそのものである
  • 成果を数値で評価しにくいという課題も、探究学習が抱える現実的な壁になっている

探究学習は、子どもが自ら問いを立て、調べ、考える力を育てる学習として、多くの学校や塾で取り入れられています。理想は明確である一方、実際の現場には難しさもあります。

探究学習が目指すもの

探究学習が目指しているのは、与えられた問いに答える力ではなく、自ら問いを立て、調べ、考え、まとめる一連のプロセスを経験することです。これは、正解を覚える学習とは異なる、思考力そのものを鍛える学習です。

「問いを立てる」ことの難しさ

実際に探究学習を進めてみると、多くの子どもが最初につまずくのは、「何を調べればよいかわからない」という、問いを立てる段階です。自由に考えてよいと言われても、何もないところから問いを作り出すのは、大人にとっても簡単なことではありません。

この難しさに向き合うには、いきなり大きなテーマを与えるのではなく、「なぜそう思うの?」という小さな確認の積み重ねから、少しずつ問いを立てる力を育てていく必要があると私たちは考えています。

評価の難しさという、もう一つの課題

探究学習は、成果物が一人ひとり異なるため、評価が難しいという課題もあります。Ordinova Kidsが、Thinking Scoreという評価軸を用意しているのは、正解の有無ではなく、思考のプロセスそのものを評価軸に据えることで、この難しさに向き合いたいと考えているからです。

「問いを立てる」ことは、教えて身につくものではない

探究学習の現場でよくあるのが、テーマを与えられても「何を調べればいいか分からない」という子どもの戸惑いだ。これは知識不足ではなく、疑問を持つこと自体に慣れていないために起こる。問いを立てる力は、レクチャーで教えられるものではなく、実際に何度も自分で問いを立てて失敗する経験を通じてしか育たない。

Ordinova Kidsでは、最初から良い問いを求めるのではなく、拙くても自分の言葉で疑問を出すことを繰り返し促している。的外れに見える問いでも、そこから軌道修正していく過程こそが探究学習の本質である。

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