記述式問題が、子どもの思考力を育てる理由 EDUCATION / 教育 記述式問題が、子どもの 思考力を育てる理由

この記事のポイント

  • 選択式の問題は「選ぶ」思考、記述式の問題は「作る」思考を要求する
  • 自分の考えを文章にする過程で、あいまいだった思考が整理されていく
  • 記述式は評価する側の手間がかかるが、その手間こそが子どもの思考を育てる機会になる

選択式の問題は採点がしやすく、効率的です。それでもOrdinova Kidsが記述式の問いにこだわるのには理由があります。

選択肢を選ぶことと、自分の考えを作ることの違い

選択式の問題では、あらかじめ用意された選択肢の中から、正しいと思うものを選びます。この形式は、知識の定着を確認するには適していますが、「自分自身の考えを、ゼロから組み立てる」経験にはなりにくいという側面があります。

記述式の問いは、白紙の状態から、自分の言葉で考えを組み立てることを求めます。何を主張し、どんな理由をつけ、どう表現するか。このプロセスそのものが、思考力を鍛える機会になります。

「書く」ことで、考えが整理される

頭の中でぼんやりと考えていることは、実際に書いてみると、思っていたほど整理されていないことに気づかされます。書くという行為は、あいまいな考えを、言葉という具体的な形に変換する作業です。この変換の過程で、考えの矛盾や、根拠の弱さに、自分自身で気づくことができます。

記述には、評価する側の手間がかかる

記述式の指導が広がりにくかった背景には、評価する側の手間の大きさがあります。一人ひとりの記述を丁寧に読み、良い点と課題を見取るには、相応の時間が必要です。

Ordinova Kidsが、AIチューターとThinking Scoreという仕組みを組み合わせているのは、この手間のかかる部分を支えることで、より多くの子どもたちに、記述を通じて考える機会を届けたいと考えているからです。

「なんとなく分かっている」が、書くと崩れる瞬間

子どもに口頭で説明を求めると、それらしい言葉が出てくることは多い。しかし同じ内容を文章で書かせると、途中で言葉に詰まったり、話の筋が通らなくなったりすることがある。これは能力が低いからではなく、「なんとなく分かっている」状態と「説明できる」状態の間には距離があることの表れだ。

Ordinova Kidsが記述式の課題を重視するのは、この距離に気づかせるためである。書くことでつまずいた箇所こそが、次に考えるべきポイントになる。

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